特集:新市長決定!八潮はこう変わる

2013年9月8日、任期満了に伴う八潮市長選挙が行われ、元埼玉県議で新人の大山忍氏が当選しました。当サイトでは、今後の八潮がどう変わるのか、大山氏の政策(マニフェスト)を元に分析してみたいと思います。それぞれの項目について順に見ていきましょう。

※下記の政策は原文を短く修正したものです。原文は大山忍氏のホームページをご覧ください。


政策(1)「教育特区」構想で埼玉一の良い教育を実現


●2年以内に実現
小中学校耐震化・改修、土曜授業再開、習熟度学習制度創設、キャリア教育、
郷土伝統芸能保護・継承制度の設計
●4年以内に実現
教育特区の申請(英語教育の特化など特色あるカリキュラムに)、就学前教育の充実
●4年以内に着手
大学誘致、小中学生の基礎学力・体力向上、いじめ体罰防止の八潮ルールを定める、
いじめ問題について第三者による調査委員会を設置、複合型コミュニティーセンターを整備




最初に掲げられたのが教育に関する政策。八潮では、前市長時代から小中一貫教育に力を入れています。小中一貫といっても、物理的に小学校と中学校が同一建物内にあるというわけではありません。小学校と中学校が連携した学習指導、児童・生徒の学際交流といったソフト面で行う一貫教育です。2006年には「八潮市小中一貫教育特区」が認定され、現行の学習指導要領によらない市独自の教育課程を実施できるようになりました。これにより、「えらべる科」「英語活動」「ふるさと科」など新たな教科が設置されています。今回掲げられた教育特区申請は、これまでの教育改革の弾みになることが期待されています。


大学誘致・・・。具体的なことはまったく分かりませんが、実現すれば街のイメージアップに繋がるでしょう。近年、八潮の周辺自治体では、教育機関の誘致が活発化しています。足立区では東京電機大学をはじめとする複数の大学。葛飾区では東京理科大学。草加市では県立草加かがやき特別支援学校が挙げられます。現在、八潮にこのような学校は一つもなく、街のランドマークになりうる高等教育機関がほしいところです。


政策(2)産婦人科・小児科誘致、15歳まで医療費無料に


●2年以内に実現
15歳まで通院無料、食物アレルギーの対応強化、福祉・介護を社会の基本に
●4年以内に実現
出産費用の補助拡大(45万円目標に引き上げ)、産婦人科・小児科を誘致、保育所を整備
●4年以内に着手
救急医療体制の再構築、医師会・大学病院と連携強化、公共施設に授乳スペースなどの設置、
高齢者定期見回りシステムの導入、介護人材確保事業を展開




15歳まで通院無料は、市長選の対抗馬だった大久保氏も掲げていました。周辺自治体が中学生まで医療費を補助するなか、八潮はインフラ整備に税金を使っていました。人口が流入するこの時期、子育て政策は重要でしょう。他にも、出産費用の補助拡大、医療機関・保育所の整備など、八潮は子育て世代の受け入れ態勢が発展途上です。独身世帯が結婚出産後も住み続けたいと感じてもらうには、今すぐ実現する必要があるでしょう。


八潮は産婦人科医院がない街です。狭い街なので、隣町の医院にすぐ行けますが、やはり市内にほしいですね。引っ越しを検討されている方に影響するかもしれません。八潮の未来に関わる問題なだけに、市民の関心も高めです。市長選の対抗馬だった大久保氏も、同様の政策を掲げていました。民間である医院の誘致は難しいとは思いますが、根気よく粘って実現してもらいたいです。


政策(3)地産地消推進、公共事業を地域に発注、地元産業育成


●2年以内に実現
融資制度の拡充、市長のトップセールス・国内外へ販路拡大、需給マッチングに市が積極支援、
公共事業の地元企業への積極公開、地産地消の積極拡大
●4年以内に実現
八潮ブランドの確立と情報発信、高い技術を持つ地場企業の研究・情報・海外進出支援
●4年以内に着手
工業団地の再整備、保育・福祉・文化が一体となった新たな商店街活性化、「道の駅」の新設、
農商工連携による6次化展開、中川河川敷に優良農地を確保・活用、観光資源の整備・発信




中小零細企業が多い八潮では、行政機関の支援は大変ありがたいことです。特に、市長のトップセールスをどう進めていくのか興味深いですね。海外への販路拡大も市が主導して盛り上げてほしいです。
八潮ブランドの確立と情報発信。これはもっと早くからやるべきでしたね。八潮の知名度向上にも繋がります。他の街の人から「八潮って藍染が有名だよね〜」とか「八潮の白玉おいしい♪」といわれる未来があったかもしれません。現実は「八潮?なにそれ」「八潮ってオ○ムがいるとこでしょ」という反応。今から変えてみせましょう。

工業団地の再整備。いったい何が起きるのでしょうか。駅周辺の工場を工業団地方面に移転させるのでしょうか。ベッドタウンの道を走り出した現在、工業団地の拡張はありえないでしょう。詳細が気になります。
道の駅の新設。この話はたびたび出ていました。具体的な計画に至ってないようですが、八潮ブランドの発信拠点として活用できる施設ですね。需要や立地を見極めて、道の駅を成功させてほしいです。


政策(4)防犯・防災・治水、交通網整備、快適なまちづくり


●2年以内に実現
犯罪を発生させないまちづくり(CPTED・防犯環境設計)の導入、「見守り隊」の支援拡大、
上下水道などの耐震化促進
●4年以内に実現
街路灯の設置・LED化促進、交差点・学校付近に監視カメラ設置、木造住宅の耐震化を促進
●4年以内に着手
老朽橋の点検・改修、警察署や交番の誘致、八潮駅に快速停車、TXを東京駅へ延伸
コミュニティバスの路線拡充、川を活かした「川の駅」の設置で観光・にぎわいの創設、
中川河川敷の有効利用(包括占用)で多目的広場を整備




犯罪を発生させない。これは大事ですね。八潮は犯罪のデパートなので予防を重点に置くべきでしょう。街路灯や監視カメラ設置など、予防を念頭に置いていることが分かります。警察署の誘致は、市民から長年望まれていることですね。「4年以内に着手」なので、実現する気があるのか疑問です。県議の人脈でも難しいでしょうか(笑)

八潮駅に快速停車。従来は、八潮始発電車の増発もセットの政策でした。恐らく、運営会社へ要望する時は始発電車も言及するでしょう。TX(つくばエクスプレス)の東京駅へ延伸も、期待の政策。2020年の東京オリンピック開催決定で、新東京駅と同時着工の可能性が出てきました。もともと、つくばエクスプレスは東京駅を起点に計画された鉄道で、建設資金も準備済みです。秋葉原駅がとんでもなく深いのは、東京駅への延伸を見越してのこと。あとは、決断のみです。


政策(5)経営感覚を入れ、行政改革などで財源確保


●2年以内に実現
NPM(新公共管理=民間企業の経営理念、方式、成功事例などを行政に適用し、効率化・活性化を図る新しい手法)を導入。安価で機能的な行政(スマート・ガバメント)実現へ。
アセットマネジメント(将来需要を予測しながら市の資産を効率的に管理する新しい手法)を導入。公共施設を適切に改修・建て替え。
PFI(民間活力)の積極活用とアウトソーシング(民間委託)の拡大 。




最後の項目です。このあたりは、日本全国の市長が必ず入れる文言ですね。実現うんぬん以前に、既に実行していることが正しいです。PFI事業は面白そうですね。不動産での活用を検討しているのでしょうか。八潮の公共施設はセンスがないので、民間の力をぜひ活用してほしいです。公共施設の建て替え時に期待しましょう。


八潮の未来まとめ


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<開発地域内にある潮止小学校。創立1886年と古く、門戸には「八潮村」と表記されている。>


3期12年続いた多田市長、お疲れさまでした。大山氏は、多田市長の市政継承を掲げており、運営方針の抜本的な見直しはないでしょう。今の流れを維持しつつ、プラスαの展開を期待しましょう。落選した大久保氏と比較すると、大山氏は市域全体がバランス良く発展する政策を主に掲げていると感じました。開発地域だけでなく、既存市街の住民からも愛される市長になることでしょう。

〜これから八潮に住む方に朗報〜
●教育関連の政策が重点項目
●子供の医療、子育て環境改善に着手
●犯罪を発生させない街づくりへ


Thank You.





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